1949-05-11 第5回国会 参議院 法務委員会 第12号
このような職責の特殊性に鑑み、從來檢察官については、一般行政官と異り、裁判官に準ずる身分の保障及び待遇を與えられていたのでありますが、國家公務員法施行後と雖も、この檢察官の特殊性は何ら変ることなく、從つてその任免については、尚一般の國家公務員とは、おのずからその取扱を異にすべきものであります。
このような職責の特殊性に鑑み、從來檢察官については、一般行政官と異り、裁判官に準ずる身分の保障及び待遇を與えられていたのでありますが、國家公務員法施行後と雖も、この檢察官の特殊性は何ら変ることなく、從つてその任免については、尚一般の國家公務員とは、おのずからその取扱を異にすべきものであります。
國家公務員法施行以來、われわれはちよいちよい首を切られております。そつちの規定は人事院規則で出ております。今までは官吏懲戒令というのは、官吏の首を切る場合には、懲戒委員会というものをつくつて、そこで審議して一應首を切つた。ところが今度の人事院規則では、懲戒、首切りは各省の権限でやるのだということで、相手がいかぬということにきまつたら大臣が首を切る。
本案は、さきに御決定をいただきました法律中第一項に、「その他政府職員」の七文字を加え、明年一月一日施行せんとするものでありまして、前の法律案審議の当時、政府は國家公務員法施行に伴い、官吏の給與に関し、憲法に基き國家公務員の暫定給與法案を本國会に提案をする本格的な準備を進めておつたのでありますが、その後諸般の都合上、これが法案提出の運び困難と相なりました結果、このままでは諸給與、殊に雇用員、待遇職員等
臨時人事委員会の経費としては、昭和二十二年十一月以降本会計年度末までの五箇月間において、國家公務員法施行準備の事務を処理するために、百六十二万八千円が計上されております。しかしながら行政調査部においては、公務員制度改革の調査研究及び立案事務等を臨時人事委員会に移管するに伴つて、既定予算のうち二十万円が不用となりましたので、これを修正減額いたしております。
國家公務員法施行に伴いまして臨時人事委員会を設置いたしますために必要な経費は百八十余万円でありまするが臨時人事委員会の設置に伴いまして行政調査部の既定経費の一部は不用となりますので、二十万円を修正減少いたしまして差引百六十余万円の予算の増加となりました次第でございます。この歳出予算増額の財源といたしまして昭和二十年度の決算上の余剰金の使用残額の中、百六十余万円を充当することといたしました。
第一点の、現在からずつと國家公務員法施行後に掛けての、いろいろな官吏制度の面においての実際の動きがどういうふうになつておるかという趣旨のお言葉でございました。第一に申上げたいのは、この國家公務員法の実体の規定が実施されますのは、來年の七月一日となつております。今日から來年の七月一日までの間の措置はどうかという問題が第一の問題であろうと思います。
○佐藤(達)政府委員 この臨時人事委員會というのは、實は名前が少しはでであるかもしれませんが、その實體はちようど重要なる法案が成立いたしますと、その施行の準備のためにいろいろ各界の知識を網羅するために委員會ができることがよくありますが、それにむしろ近い性格のものでありまして、言葉をかえて言えば、人事院設立準備委員會と申しますか、あるいは國家公務員法施行準備調査委員會と申しますか、性格はほとんどそれのみと